盗聴犯の手口と盗聴器を仕掛ける理由とは

盗聴とは、設置者がその意思を持って機器を設置し、一般的な方法では聞くことのできない、人の会話などを「盗み聞くこと」を言います。

単に受信機を使用して、飛び交う無数の電波を聞くだけなら、盗聴ではなく“傍受”となるため、犯罪にはなりませんが、盗聴のように、誰かが何かしらの“目的”をもって、自分の会話などを聞こうと考えているかもしれない。

そう思うと、やはり薄気味悪いですよね。

何をどう正そうと、盗聴は犯罪なのですが、そう認識しているにもかかわらず、それでも行うに至ってしまうまでには、それ相応の理由が必ずあるのでしょう。

なぜ盗聴行為をしてしまうのか

近年、盗聴の主な理由として挙げられるのは、やはりストーキング行為でしょう。

意中の相手に自分の好意が届かず、考えあぐねた末の盗聴。

映画やドラマの中にも、よくある設定ではないでしょうか。

けれど、盗聴の被害にあってしまうことは、何も映画やテレビの中の話だけ、ということではありません。

こういった行為に及んでしまう人は、案外身近に存在していると言っても過言ではありません。

現在、盗聴器そのものをはじめ、盗聴器を作成するための材料なども専門店で簡単に手に入れることができますし、多少なりとも接点のある相手が盗聴の対象者である場合、あらゆる手口を利用して、その生活圏内に盗聴器を忍ばせることは不可能ではありません。

盗聴の手口と変化する盗聴の目的

一般的には、電話機やコンセントに仕掛けられた盗聴器を想像しがちですが、近年進化を遂げた盗聴器は、短期間であれば十分電池の持続も可能なタイプが多く、一例ではボールペンなどの文房具に仕掛けられていたというケースもあります。

こういった、身近にあるものに偽装した盗聴器を使用するという手口で、設置者は自らの目的を達成しようとするのです。

またストーキング目的だけでなく、オフィスなどで盗聴器が仕掛けられる場合、社内の機密情報や重要な会議内容などが、盗聴行為の主たる目的となる場合があります。

要するに、通常では知り得ない情報や、盗聴してでも得たいと思わせる情報があれば、その行為に及んでしまう人が出る可能性は高まると言えるでしょう。

身勝手な人間による盗聴行為

こういった行為の背景には、先述の通り盗聴が容易に手に入るという理由も存在していますが、その先にある自身の欲望を満たすため、また利益に対する執着などが、盗聴という犯罪行為に至るケースを助長しています。

自身が盗聴の被害に遭わぬよう注意することはもちろんですが、対策が難しい場合もあるため、被害に遭われてしまった方は、随時専門家を交えて対処すると同時に、何か身の回りに、こういった、人を犯罪行為に至らせる理由・原因がないか、という側面から一考することも、有効な手段なのかもしれません。

盗聴犯の手口と盗聴器を仕掛ける理由