盗聴器として悪用される危険のある盗聴アプリの全貌

現在、日本でスマートフォンの普及率は72%と世界的にもかなり高い数値となっています。
身近な携帯通信機器として普及しているこのスマホが、盗聴器として使われて可能性があることをご存知でしょうか。

盗聴器というと、固定電話やコンセントタップに仕掛けるというのが一般的によく知られ、通話内容や他人の会話内容を盗み聞くための物ですが、ここ最近の盗聴は通話や会話の盗聴だけではありません。

最近は、SNSなどの文章を使った通信やスマホのアプリを使った通信履歴が盗聴される危険があります。

■ LINEアカウント乗っ取り事件

記憶に新しいLINEアカウントの乗っ取り事件を覚えている人も多いと思います。

この事件では、他人のLINEアカウントを乗っ取り、乗っ取ったアカウントの友人や家族から金銭をだまし取るといった詐欺行為が一時期横行しました。

このLINEアカウントの乗っ取り事件では、リスト型攻撃という手法を使い、LINE以外の他のサービスで流出したIDやパスワードを利用してLINEアカウントへ不正アクセスしたと考えられています。

つまり、他人のLINEアカウントのIDとパスワードがわかれば、その人のトークや通話履歴などLINE上のデータを勝手に盗み見ることができるというわけです。

■ 監視アプリや位置情報通知アプリの危険性

監視アプリとは、その名の通りスマホを監視するためのアプリです。

仕事などので会社の従業員が使うスマホへ一斉に業務メールを送信したり、従業員の就業態度を監視する事を目的としたアプリから。

万が一、スマホを紛失した場合にスマホの現在地を調べたり、他人に自分のスマホを勝手に操作できないようにロックをかけるなどの機能があるアプリが、監視アプリです。

この監視アプリも、他人にIDやパスワードが流出すると、通話記録、SMSの内容、プライベートな写真などスマホに保存されている色んなデータが他人に盗み見される危険があります。

実際に、監視アプリや位置情報通知アプリを盗聴器として使われた事例もあり、現在最も身近な盗聴方法であると言ってもいいのではないでしょうか。


■ 盗聴器アプリから情報を守る方法

盗聴器として使われる危険があるアプリを安全に使う、または盗聴器として使われないようにするための方法は、常に確認しておく必要があります。


IDとパスワードの管理を徹底する

SNSや他のネットサービスで、自分のIDやパスワードに繋がる情報を安易に漏らさないよう注意してください。


パスワードは定期的に変更する、パスワードを使いまわさない

パスワードは定期的に変更して新しいパスワードを使いましょう。また、一つのパスワードを複数のサービスで使いまわさないようにしましょう。


スマホをロックする

スマホの画面ロックを設定する。必要に応じて2段階認証を設定する。

内部ストレージの確認と整理

盗聴器アプリに使われるアプリが自分のスマホにインストールされていないか内部ストレージを整理する。

バッテリーの消費量をチェック

スマホで盗聴器アプリが動作しているとバッテリーの消費量が極端に増える。そのため、バッテリーの消費量を調べると動作中のどのアプリが一番消費量が多いのか確かめて盗聴器アプリを特定することができる。

ここでご紹介した盗聴器アプリやその盗聴器アプリから情報を守る方法はごく一部の物です。

アプリについても日々新しい物が登場しているため、それらに対応する方法をチェックしておく必要があります。