犯人像:会社の従業員
<盗聴の目的>- 上司や同僚の弱みを握るため
- 部下の発言や行動を監視するため
- 競合他社から報酬を渡され機密情報入手を依頼された
犯人像:競合他社や取引先の社員
<盗聴の目的>- 新商品の情報などライバル会社の機密情報入手するため
- 取引先の会社が信頼のおける会社かチェックするため
犯人像:配達員や清掃員等ビルに出入りする業者や来客者
<盗聴の目的>- 窃盗を目的とした金銭の保管方法や警備状況などの情報入手
- 特定の社員のストーカー
- 不特定多数の盗聴を目的とした盗聴マニア
会社や店舗などの企業で行なわれる盗聴は主に情報入手が目的とされています。
企業の場合は社外秘とされる大切な情報が、もしライバル会社に漏れれば数千万円の損害が発生することもありえます。
この場合、得をするのは競合他社なので同じ会社にスパイがいるか、来社時に盗聴器を仕掛けたことが考えられますが
仕掛けることができる機会が一番多い同じ会社の社員が怪しいかもしれません。
他には店舗などで、現金の受け渡しがある会社では現金の管理方法や営業時間外の保管方法などを知って強盗や窃盗を行なうことも考えられます。
盗聴器からこのような実質的な損害に繋がることもありますし、思わぬ風評被害を受ける可能性もあるので企業も盗聴対策に力を入れなければいけません。
- 「コンセント付近」
- 「天井の照明付近」
- 「机の下」
- 「観葉植物やオブジェの影」
- 「パソコンやマウスなど電化製品付近」
- 「ボールペンや電卓などの文具用品」
盗聴器を使用する為にはバッテリーが必要なので、コンセント周りなど電源が永続的に供給できる場所に仕掛けなければいけません。
しかし、社内に自由に出入り出来る社員が犯人の場合は、ボイスレコーダータイプの盗聴器を使用している場合もあります。
カモフラージュタイプといってペン・電卓・マウスなどオフィス用品に扮した盗聴器もあるので見落とさないよう注意しなければいけません。
この盗聴器は、コンセント内部に仕掛けられるので外から見分けるのは難しいです。
そのため、コンセントの外観を注意深く観察する必要があります。
- 防犯カメラを設置する
- 従業員の持ち物チェックする
- 情報管理者の新設する
- 内部監査を強化する
盗聴器が仕掛けられていた場合、盗聴犯の特定は非常に難しいとされていますが一番有効なのは防犯カメラでしょう。
犯人が盗聴器を設置・回収する姿がもしかしたら映っているかもしれません。
他には情報管理自体を強化する必要がありますが、このようにさまざまな防犯に取り組む姿勢を見せることも盗聴対策に繋がります。
定期的に外部に調査依頼をすることも盗聴対策といえますが、盗聴器が仕掛けられないようもしくは仕掛けられても
情報漏えいを防げるような会社の体制を整えることが重要となります。